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エクオールはどれがいい?おすすめサプリランキング|10mg配合を比較

エクオールはどれがいいおすすめサプリランキング

更年期のゆらぎやホルモンバランスをサポートしてくれる「エクオールサプリ」。

この記事では、エクオールの配合量や安全性、サポート成分の有無等、6つのポイントに基づき点数化し、おすすめのエクオールサプリをランキング形式で掲載しています。

エクオールサプリには

①「エクオールそのもの」を配合するタイプ
②エクオールの生成を助ける「プレエクオール」タイプ(大豆イソフラボン等)タイプ

の2種類があります。

エクオールサプリプレエクオール比較

①のエクオールそのものを配合するタイプのサプリは、
エクオールを体内で作ることができない方
エクオールを作れることができるのかできないのかわからない方
更年期の症状が深刻で、実感力を重視したい
という方に向いています。

一方、②のプレエクオールは
エクオールを体内で作ることができるとわかっている方
自然なサポートを期待したい
プレ更年期で予防的に利用したい
という方に向いています。

あなたはどちらのタイプでしょうか?
適した方に移動してくださいね。

自身でエクオールを作れない
↓作れるかわからないならこちら↓

自身でエクオールを作れる
↓自然なサポートが希望ならこちら↓

エクオールサプリおすすめランキング【10mg配合】

エクオールそのものを直接摂取できるサプリは、どのような体質の方にとっても、効果の実感が高いのが特徴です。

配合量の理想は、研究によって効果が実証されている「10mg」

しかし、市場にはエクオールそのものを10mg配合するサプリは、多くは出回っていないのが実情です。

なぜなら、コストがかかるから。

大豆イソフラボン等を主原料とするサプリより原料が高い上、発酵・精製・安定化も難しいのです。

そのため、「エクオールそのものを配合サプリ」は価格が高くなってしまう傾向がありますが、ここでは、良質な原料を使用し、かつ企業努力によってできるだけ安く提供している「10mg」配合のエクオールサプリを厳選しました。

エクオール【10mg配合】サプリおすすめランキング

1.キレイ・デ・エクオール
2.エクエル
3.エクオールN/ラクトビオン酸
4.シードコムス エクオール
5.コストコ エクオールバランスビューティ
6.とこわかサプリ エクオール
7.DHC エクオール
8.命の母 エクオール

エクオールサプリおすすめ度の根拠はこちら

1.キレイ・デ・エクオール

キレイ・デ・エクオール

おすすめ度:★★★★☆ 4.83点
(★5.0★5.0+★5.0+★5.0+★5.0+★4.0)÷6項目

内容得点
エクオール配合量S-エクオール
10mg
5.0
サポート成分EC-乳酸菌
1,000億個/日

・リンゴセラミド
5.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物無配合5.0
価格初回 3,980円/月
(2回目以降 4,980円)
4.0

キレイ・デ・エクオールは、しっかりと実感できるS-エクオールを「10mg」配合

さらに、「EC-乳酸菌」が1日分あたり1,000億個配合されており、エクオールの腸内吸収を高める働きをしてくれます。

EC-乳酸菌は、ヒト腸管由来の乳酸菌の特定の株(EC-12株)を、加熱処理・濃縮した殺菌乳酸菌で、胃酸の影響を受けにくいのが特徴。

通常の乳酸菌よりもエクオールをしっかりと働かせるための土台作りができるので、実感力が高いのが魅力です。
(※EC-12乳酸菌は、それ単体でもサプリで販売されており、お値段もそれなりにするためコスパも高いと言えます)

国産かつGMP認定工場で生産されており、安心して続けられるエクオールサプリです。

\\しっかり10mg+高吸収力//

2.エクエル

エクエルエクオールサプリ

おすすめ度:★★★★☆ 4.50点
(★5.0★4.0+★5.0+★5.0+★5.0+★4.0)÷6項目

内容得点
エクオール配合量S-エクオール
10mg
5.0
サポート成分※乳酸菌で発酵させたエクオール含有4.0
生産国国産5.0
生産工場FSSC22000による管理5.0
添加物不要な添加物無配合5.0
価格4,320円/月3.0

「エクエル」は、多くの薬局などで取り扱いがあり、入手しやすく続けやすいのが魅力。

S-エクオールをしっかり「10mg」配合

国産かつ「国際認証規格 FSSC22000」による管理のもと製造されています。

通常の「エクエル」のほか、粒が小さめの「エクエルプチ」のラインラップもあり、飲みやすさにも配慮。

「最近、喉のつかえが気になってきた」という女性にも向いています。

3.エクオールN/ラクトビオン酸

エクオールN/ラクトビオン酸サプリ

おすすめ度:★★★★☆ 4.50点
(★5.0★5.0+★5.0+★5.0+★5.0+★2.0)÷6項目

内容得点
エクオール配合量エクオール
10mg
5.0
サポート成分ラクトビオン酸
150mg
5.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物無配合5.0
価格6,480円/月2.0

「エクオールN/ラクトビオン酸」には、エクオール10mgに加えて、ラクトビオン酸が150mg配合されています。

ラクトビオン酸は乳糖から作られるオリゴ糖で、エクオール産生を促したり、カルシウム等ミネラルの吸収を助ける成分として知られています。

医師監修の安心のエクオールサプリです。

4.シードコムス エクオール

おすすめ度:★★★★☆ 4.00点
(★5.0★2.0+★5.0+★5.0+★3.0+★4.0)÷6項目

内容得点
エクオール配合量エクオール
10mg
5.0
サポート成分14種類配合2.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物一部配合3.0
価格2,980円/月4.0

シードコムスエクオールは、エクオールを10mg配合するサプリです。

サポート成分は豚プラセンタやラクトビオン酸など14種類を配合。

他のサプリは1日の摂取量が2粒~3粒程度であるのに対し、こちらは1粒で1日分。

1粒358mgの中にエクオールを含めこれだけの種類のサポート成分が配合されているので、ひとつひとつの成分量は多くありませんが、広く多くの成分を摂取したいという方におすすめです。

5.コストコ エクオールバランスビューティ

おすすめ度:★★★★☆ 3.83点
(★5.0★3.0+★5.0+★3.0+★3.0+★4.0)÷6項目

内容得点
エクオール配合量S-エクオール
10mg
5.0
サポート成分フアイア・和漢成分他3.0
生産国国産5.0
生産工場記載なし3.0
添加物不要な添加物一部配合3.0
価格3,998円/月4.0

コストコ エクオールバランスビューティは、S-エクオールを10mg配合。

特別なキノコから抽出された成分で免疫力アップが期待できる「フアイア」のほか、漢方の原料でもある「クコシ、ハトムギ、紅花」もプラス。

各種ビタミン類も配合されており、更年期の健康だけでなく美容面もサポートするエクオールサプリです。

6.とこわかサプリ エクオール

おすすめ度:★★★★☆ 3.83点
(★5.0★1.0+★5.0+★5.0+★3.0+★4.0)÷6項目

内容得点
エクオール配合量エクオール
10mg
5.0
サポート成分なし1.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物一部配合3.0
価格2,780円/月4.0

とこわかサプリエクオールサプリは、エクオールを10mg配合。

エクオールの吸収をサポートする成分は配合されていませんが、国産・GMP認定工場で製造されているため安心して摂取できます。

7.DHC エクオール

おすすめ度:★★★★☆ 3.67点
(★5.0★1.0+★5.0+★5.0+★3.0+★3.0)÷6項目

内容得点
エクオール配合量S-エクオール
10mg
5.0
サポート成分なし1.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物一部配合3.0
価格4,300円/月3.0

DHCエクオールサプリは、S-エクオールを10mg配合。

サポート成分は特に配合されていないシンプルなエクオールサプリです。

ネット購入だけでなく、全国にDHC直営店があるので、入手しやすいのが魅力。

8.命の母 エクオール

おすすめ度:★★★★☆ 3.50点
(★1.0★3.0+★5.0+★3.0+★5.0+★4.0)÷6項目

内容得点
エクオール配合量エクオール
2mg
1.0
サポート成分GABA他3.0
生産国国産5.0
生産工場記載なし3.0
添加物不要な添加物無配合5.0
価格2,750円/月4.0

小林製薬 命の母「発酵大豆イソフラボンエクオール」は、エクオールの配合量は2mgと控えめながら、更年期世代女性におすすめの3成分(GABA・ヘスペリジン・テアニン)を配合。

元気で穏やかな毎日をサポートします。

エクオールそのものの配合量は多くないため、更年期のお悩みがさほど深くない方に向いています。

プレエクオールサプリおすすめランキング

ここからはエクオールの産生を促す、「プレエクオール(大豆イソフラボン)」配合のおすすめのサプリを掲載します。

自身でエクオールを作れることがすでに分かっている」という方や、プレ更年期で将来に備えて「予防的に利用したい」という方、「できるだけ自然に近い方がいい」「穏やかに実感できるサプリを探している」に向いています。

プレエクオールサプリは、エクオールそのものを配合するものと比べて、サポート成分が多く配合されているものも多いため、健康と美容をトータルで広くサポートすることができるのが特徴です。

プレエクオールサプリおすすめランキング

1.ベルタエクリズム
2.ノムダス
3.エクオケア
4.エクオールワン
5.エクオルピュア
6.キッコーマン基本のサプリ
7.エクリア
8.ルミエルプレエクオール
9.エクオリッチ

1.ベルタエクリズム

ベルタエクリズムエクオールサプリ

おすすめ度:★★★★☆ 4.83点
(★5.0★5.0+★5.0+★5.0+★5.0+★4.0)÷6項目

内容得点
配合量プレエクオール
25mg
5.0
サポート成分GABA100mg
(機能性関与成分)

5.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物無配合5.0
価格初回 1,980円/月
(2回目以降 5,980円)
4.0

ベルタエクリズムは、プレエクオール(大豆イソフラボン)を25mg配合するサプリです。

イソフラボンの中でも、一番サポート力が高いと言われる「ゲニステイン」を豊富に含むのが特徴。

さらに、更年期に多い「眠り辛さ、疲労感、ストレス、落ち込み、肌弾力の低下」に効果のある機能性関与成分「GABA」もしっかり100mg配合しています。

加えて、すっぽん100mg、漢方16種、乳酸菌22種、ザクロの花エキスも1日分2粒で摂取することが可能。

更年期世代の女性をしっかりとサポートするサプリです。

2.ノムダス

おすすめ度:★★★★☆ 4.80点
(★5.0+★5.0+★5.0+★5.0+★4.0)÷5項目

内容得点
配合量配合量記載なし
サポート成分EC12乳酸菌1,100億個
和漢植物

5.0
生産国国産5.0
生産工場ISO取得工場5.0
添加物不要な添加物無配合5.0
価格初回 1,260円/月
(2回目以降 3,980円)
4.0

ノムダスは、黒豆由来のイソフラボンを配合するサプリです。
一般的な大豆を使用したものより吸収力が高いのが特徴。

ヒト由来の乳酸菌「EC-12菌」を1,100億個も配合し、体内でのエクオール産生をしっかりと促します。

腸内環境を整える「オオバコ」、体を糖化や老化から守る効果のある「菊芋」といった和漢植物も配合する自然派サプリです。

賦形剤などに余計な添加物を使わっていないため、ほろっと壊れやすいのが特徴。

漢方系なので副作用が少なく、「できるだけ自然に近い形で更年期を乗り越えたい」という女性に選ばれています。

3.エクオケア

おすすめ度:★★★★☆ 4.80点
(★5.0+★5.0+★5.0+★5.0+★3.0+★4.0)÷6項目

内容得点
配合量大豆イソフラボン
28.8mg
5.0
サポート成分ラクトビオン酸
100mg

5.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物一部配合3.0
価格1,799円/月4.0

エクオケアは、大豆イソフラボンを28.8mg配合。

大豆イソフラボンのサプリで摂取できる上限は30mgとされていますが、ほぼ上限まで配合されています。

さらにエクオール生成に役立つラクトビオン酸・乳酸菌、コラーゲン等も配合し、ゆらぎがちな世代の美容と健康をサポートするサプリです。

4.エクオールワン

おすすめ度:★★★★☆ 4.50点
(★5.0+★5.0+★5.0+★5.0+★3.0+★4.0)÷6項目

内容得点
配合量大豆イソフラボン
30mg
5.0
サポート成分ラクトビオン酸
100mg

5.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物一部配合3.0
価格2,680円/月4.0

エクオールワンは、食品安全委員会が定める1日の上限量「大豆イソフラボン30mg」配合。

さらにエクオールの生成を促すラクトビオン酸も100mgプラス。

そのほかビタミン類やチェストツリー、高麗人参など、女性の美容と健康をサポートする成分を45種類配合しています。

1日摂取量2粒にこれだけの成分を配合するとなると、ひとつずつの配合量は多くありませんが、広く多くの成分を摂取したい女性におすすめ。

5.エクオルピュア

おすすめ度:★★★★☆ 4.33点
(★5.0+★2.0+★5.0+★5.0+★3.0+★4.0)÷6項目

内容得点
配合量大豆イソフラボン:30mg
エクオール乳酸菌:100mg
5.0
サポート成分GABA
2.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物無配合5.0
価格2,640円/月4.0

エクオルピュアは、大豆イソフラボン30mgと、エクオール乳酸を100mg配合。

エクオール乳酸菌というのは、エクオールそのものとは異なり、エクオールをつくる菌(=乳酸菌の一種)を乾燥・加工したものです。

エクオール乳酸菌100mg中のエクオール含有量は0.001〜0.003mg程度と言われており、エクオールそのものを摂取するほどの実感は得られにくいですが、エクオールの体内産生をサポートしてくれます。

そのほか、GABAやビタミン類など、各種サポート成分も配合。

6.キッコーマン 基本のサプリ

キッコーマン基本のサプリエクオール

おすすめ度:★★★★☆ 4.00点
(★5.0+★3.0+★5.0+★5.0+★3.0+★3.0)÷6項目

内容得点
配合量大豆イソフラボン
25mg
5.0
サポート成分プロアントシアニン
200mg

3.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物一部配合3.0
価格4,762円/月3.0

キッコーマン基本のサプリは、大豆イソフラボンを25mg配合しており、そのうち50%がイソフラボンの中でも最もサポート力が強い「ゲニステイン」であるのが特徴です。

エイジングケア効果が期待できるプロアントシアニン・葉酸・ビタミンDも合わせて配合。

変化しやすい40代からの女性をサポートします。

7.エクリア

エクリア

おすすめ度:★★★★☆ 4.00点
(★3.0+★4.0+★5.0+★5.0+★3.0+★4.0)÷6項目

内容得点
配合量エクオール乳酸菌:100mg
大豆イソフラボン
3.0
サポート成分ラクトビオン酸
4.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物一部配合3.0
価格2,780円/月4.0

エクリアは、エクオール乳酸菌を100mg配合するサプリ。

大豆イソフラボンとラクトビオン酸も配合し、エクオールの生成をサポートします。

その他、NMNやプラセンタなど、大人女性のための8種の成分を配合。

粒の大きさが小さめなので、喉のつかえが気になる女性にも適しています。

8.ルミエルプレエクオール

おすすめ度:★★★★☆ 3.67点
(★5.0+★2.0+★5.0+★3.0+★3.0+★4.0)÷6項目

内容得点
配合量大豆イソフラボン
30mg
5.0
サポート成分和漢成分
2.0
生産国国産5.0
生産工場記載なし3.0
添加物不要な添加物一部配合3.0
価格1,980円/月4.0

ルミエルプレエクオールは「大豆イソフラボン最大量30mg」配合。

大豆イソフラボンの中でも、サポート力の強いゲニステインとダイゼンが含まれています。

エクオール産生を促すサポート成分は直接的には配合されていませんが、クコの実・ナツメ・ショウガ等の和漢の力でゆらぎがちな女性をサポート。

9.エクオルリッチ

おすすめ度:★★★☆☆ 3.66点
(★3.0+★2.0+★5.0+★5.0+★3.0+★4.0)÷6項目

内容得点
配合量大豆イソフラボン:50mg
エクオール乳酸菌:12mg
3.0
サポート成分GABA
2.0
生産国国産5.0
生産工場GMP認定5.0
添加物不要な添加物一部配合3.0
価格2,999円/月4.0

エクオルリッチは、大豆イソフラボンを50mg配合しています。

食品安全委員会が定める1日の上限量は30mgですので、上限を超えています。

1日量2粒を摂取する際は、その他の大豆食品を控えめにすることをおすすめします。あるいは、1日1粒で利用するのも一つの方法でしょう。

エクオールの産生を促すエクオール乳酸菌は控えめですが12mg配合しています。

命の母とエクオールはどっちがいい?

命の母とエクオールサプリどっちがいい

更年期のゆらぎを感じたときによく聞くのが「命の母A」と「エクオール」。

どちらも女性ホルモンのバランスをサポートしてくれるイメージがありますが、実は中身も働き方もまったく違います。

命の母Aエクオール
種類第2類医薬品サプリメント
主成分生薬(当帰・芍薬など)
ビタミン類
エクオール(大豆由来)
作用自立神経の乱れを整えるエストロゲン様作用
改善が期待できる症状のぼせ・イライラ・肩こり・冷えなどホットフラッシュ・手指関節の痛み・動脈硬化

「命の母」は、和漢生薬を主成分とした医薬品です。

ホルモンそのものを補うのではなく、自律神経の乱れや体の不調にアプローチするタイプ。

更年期のほてり、イライラ、肩こり、冷えなど「全体的なバランスの乱れ」を整えるのが得意です。

一方で「エクオール」は、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをもつ成分。

大豆イソフラボンから腸内細菌が作る物質で、年齢とともに減るエストロゲンの代わりをするようなイメージです。

サプリメントで直接エクオールをとることで、ホルモンの減少による症状(ホットフラッシュ・手指や関節の痛み・気分の落ち込み・動脈硬化・骨密度の減少等)をやわらげることが期待できます。

つまり、ホルモン様作用を期待するなら「エクオール」、体全体のバランスを整えたいなら「命の母」という選び方になります。

ただし、どちらも「飲めばすぐ効く」というものではありません。

命の母は生薬が体質に合わないと効果を感じにくいこともありますし、エクオールも「体に合うか」「効果を感じるか」は個人差が大きいです。

また、エクオールは腸内で作られない人も多いため、サプリで補うメリットがあります。

どちらを選ぶか迷ったら、「自分の悩みの中心がどこにあるか」で考えるとよいでしょう。

どれがいい?エクオールサプリの選び方

「エクオールサプリ」とひとことで言っても、「エクオールそのもの」だけでなく「プレエクオール」「エクオール乳酸菌」など、似たような商品名が増えてきていて、正直わかりにくいですよね。

ここでは、エクオールサプリを選ぶときにチェックしたい7つのポイントを紹介します。
自分に合ったサプリを選ぶための目安にしてみてください。

1.「エクオール」か「プレエクオール」、あなたに合う方を選ぶ

エクオールサプリの選び方①あなたに合った種類を選ぶ

まず大切なのは、自分の体質に合ったタイプを選ぶことです。
エクオールサプリには大きく分けて2種類あります。

①エクオール配合タイプ

すでに「エクオールそのもの」が入っており、体内で変換する必要がないタイプ

※サプリの原材料名に「大豆胚芽抽出発酵物」や「大豆胚芽乳酸菌発酵物」と表示されていれば、エクオールそのものが配合されています。

(↓例)
エクオールの原材料名表示の仕方

②プレエクオール配合タイプ(大豆イソフラボンなど)

体内でエクオールを作り出す前駆体を摂るタイプ

腸内に「エクオール産生菌」がいる人は体内でエクオールに変換できます。

※サプリの原材料名に「大豆抽出物」「大豆エキス」「大豆イソフラボン」といった表示があればプレエクオールが配合されています。

(↓例)
プレエクオール原材料名表示の仕方

問題は、日本人女性の約半数が「エクオールを作れない体質」と言われていること。

つまり、自分がエクオールを作れない体質なら、プレエクオールでは十分な効果が得られない可能性があります。

「エクオールを作れるかどうか」は、検査キット(市販)で簡単にチェックできます。
作れない体質と分かったら、エクオールそのものを配合したサプリを選ぶのがベストです。

なお、エクオールを作れる体質であっても、エクオールそのものを摂取することは問題ないので、検査をしておらず、「作れるのか作れないかわからない」という場合は、エクオールそのものを選ぶ方が無難と言えるでしょう。

一方、プレエクオールはエクオールと比較して「料金が安い」「より自然に近く優しい効果が得られる」といったメリットもあります。

エクオールを作れる体質であれば、プレエクオールを選ぶのも一つの方法です。

2.「エクオール」と「エクオール乳酸菌」の違いも理解して選ぶ

エクオールサプリの選び方②エクオールとエクオール乳酸菌の違いを理解

最近「エクオール乳酸菌」という名前の商品もよく見かけます。

ただ、これは少し誤解を招きやすいので注意が必要です。

「エクオール乳酸菌」とは、エクオールを作り出す腸内環境をサポートする乳酸菌のこと。
エクオールそのものが多く含まれているわけではありません。

エクオール乳酸菌100mgあたりに含まれるエクオールはわずか0.003mgほどと言われています。

つまり、「エクオールを直接摂る」サプリとは全く違うのです。

エクオール乳酸菌サプリは、「エクオールを作ることができる体質の人」や「腸内環境を整えて、将来的にエクオール産生を高めたい人」には向いていますが、すぐに実感したい人や、エクオール非産生体質の人には効果が薄い場合もあります。

しっかり効果を求めるなら、S-エクオール(天然型エクオール)を直接摂取できるサプリを選びましょう。

3.エクオール・プレエクオールの配合量に着目して選ぶ

エクオールサプリの選び方③配分量を確認する

サプリを選ぶうえでとても重要なのが、「1日あたりの配合量」。

エクオールプレエクオール
(大豆イソフラボン)
1日あたり10mg1日あたり上限30mg
エクオール配合量の目安

エクオールの場合、一般的に1日10mg程度が目安とされています。

実際、エビデンスがある臨床試験でも「S-エクオール10mg」を用いた研究が多く、これくらいの量を摂ると実感を得やすいとされています。

一方で、プレエクオール(=大豆イソフラボン)の場合は注意が必要。

大豆イソフラボンの摂取については、食品安全委員会が「1日あたり上限30mg(アグリコン換算)」と定めています。

大豆イソフラボンアグリコンとしておおよそ 30 ㎎/日を特定保健用食品としての大豆イソフラボンの安全な一日上乗せ摂取量の上限値として設定する。
大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方


つまり、「たくさん摂ればいい」わけではなく、30mgを超えないようにすることが大切です。

市販サプリの中には「1日分に40mg以上のイソフラボン」と記載されているものもありますが、こうした商品は過剰摂取になる可能性もあるため、注意して選びましょう。

4.サポート成分は配合されているか?配合量も確認

エクオールサプリの選び方④サポート成分を確認する

エクオールは単体でも効果が期待できますが、体内での吸収や持続をサポートする成分が一緒に入っているとより良いと言えます。

特に、以下の成分が配合されているのを選ぶのがおすすめです。

●乳酸菌… 腸内環境を整え、イソフラボン代謝を助ける
●ラクトビオン酸 … エクオールを作る腸内細菌をサポート

ただし「サポート成分配合」と書かれていても、どのくらいの量が入っているのかが大事。

成分量の記載がないものは、ほんのわずかしか入っていないケースもあるので、公式サイトやパッケージで確認しましょう。

「何十種類もの美容成分を濃縮配合!」とうたう商品もありますが、小さなサプリの1粒にそんなに多くの種類の成分を入れても「ひとつひとつの成分量」は雀の涙、というのも良くあるケースです。

5.国産であるか・製造工場は安全か。

エクオールサプリの選び方⑤国産・GMP認定工場製造がおすすめ

サプリは毎日摂るものだから、製造元の安全性も見逃せません。
国産原料・国内製造であれば、品質管理や衛生面の基準が明確で安心です。

また、「GMP認定工場(適正製造規範)」で作られているかもチェックポイント。
GMP認定は、原料の入庫から最終製品までの工程で、品質を厳格に管理している証です。

公式サイトやパッケージに「国内GMP工場で製造」と書かれていれば安心です。

6.危険な添加物・不要な添加物は配合されていないか

エクオールサプリの選び方⑥添加物

サプリメントを選ぶときは、有効成分だけでなく「何が余分に入っているか」も重要なチェックポイントです。

とくに注意したいのが、「合成着色料」「香料」「保存料」「人工甘味料」などの不要な添加物。見た目や味を整える目的で配合されることが多いですが、健康効果には関係ありません。

さらに見落とされがちなのが、滑沢剤(かったくざい)と呼ばれる添加物。
滑沢剤は、製造工程で粉末が機械にくっつかないようにしたり、流動性を高めたりするために使われます。

これにより錠剤の生産効率が上がり、コストを下げられるというメーカー側のメリットがありますが、摂取する側にとっては特に必要な成分ではありません。

代表的な滑沢剤には、ステアリン酸マグネシウム・ステアリン酸カルシウム・ショ糖エステル・グリセリンエステルなどがあります。

これらは微量であれば安全とされていますが、長期的に摂取するサプリであれば、できるだけ配合されていないものを選ぶ方が安心です。

7.続けられる価格のものを選ぶ

エクオールサプリの選び方⑦続けられる価格

サプリは、続けてこそ意味があります。

効果を実感するまでには、少なくとも3か月~半年程度は様子を見るのが理想。

どんなに良い成分でも、値段が高くて続けられなければ意味がありません。

自分のペースで無理なく続けられる価格帯のエクオールサプリを選ぶことも大切です。

定期購入の割引や、初回キャンペーンを活用して試してみるのもおすすめですよ。

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【参考文献】
厚生労働省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」
食品安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」
大豆イソフラボンの分析方法について
大豆に含まれるゲニステイン,ダイゼインおよびその代謝産物エクオールの分子生物学的薬理作用の検討およびその生体内濃度の臨床的意義
女性が本来持つ健康と美の基礎を整えるエクオール
田村基著「エクオール」