こんにちは!神谷町駅直結の歯医者『虎ノ門ワールドゲート歯科』のスタッフです!
虫歯の治療といえば、とにかく歯を削らなければならないというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。歯を削るとなると歯医者独特の嫌な音がして、何より治療に痛みを伴います。以前の治療方法では小さい虫歯でも削り詰め物をするという治療方法が主流でした。
しかし、ご自身の歯と詰め物の境目から虫歯になってしまったり詰め物の劣化によりさらに削って詰め物をやり直さなくてはいけなくなったりと二次むし歯になる確率が高くなってしまうことがわかってきました。
虫歯の初期段階の「初期う蝕」は、歯科医院では「CO(エナメル質が溶け出した状態)」と呼びます。しっかりと口腔ケアを続けることにより、この状態なら虫歯の進行を止められて、最近では初期う蝕であれば削らずに経過観察する方法が勧められています。
初期う蝕の対処法
1.口腔ケアをきちんと行う
しっかりと歯磨きをするクセをつけ初期う蝕を進めないような口腔状態にして、歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシを使用し細かいところまで磨き残しを無くすことが大切になってきます。
2.定期検診に行く
初期う蝕と言えどいつ進行するかわからないので、経過観察と言われたとしても定期的に歯科検診にて虫歯の進行具合を確認しましょう。またクリーニングで歯石の除去やブラッシング指導など虫歯の進行を防止することにもつながります。虫歯が進行していれば早期の治療もできますので特に初期う蝕がある方は定期健診に行くようにしましょう。
3.フッ素塗布する
フッ素は歯のエナメル質を強化し溶けにくくするという効果があり、再石灰化を促進する効果もあるので歯を丈夫に、虫歯の進行を止める役割をしてくれます。歯科医院での定期健診などでも希望すれば塗布してくれるので初期う蝕がある方はフッ素を塗ってもらいましょう。
虫歯の進行を抑えれると、健康な歯を削らなくて済むようになりますので、まずは定期検診を受けてご自身の歯の状態を把握しましょう!