最近は、むし歯を予防、口臭予防、スッキリ感を得たいなどで液体タイプのオーラルケア用品を日常的に取り入れる人が増えていますね!
ところで、適量をお口に含んですすぐ液体タイプのオーラルケア商品には「洗口液」と「液体歯磨き」の2種類があり、使い方がそれぞれ異なることをご存知でしょうか?
当医院でもリステリンやモンダミンなどを使用している患者様が多くいらっしゃいますが、お聞きすると歯ブラシの最後にゆすいで使用している方が多いです!
意外と知られていないそれぞれの特徴と、正しい使い方をチェックしていきましょう!!!
《洗口液》
洗口液はすすぐだけで、歯垢・口臭といった口内トラブルの原因となる食べカスやミクロの汚れ、ネバネバを洗い流してくれます。
磨き残し対策のために日常の歯磨き後の仕上げとして使いましょう!
また、外出先や忙しくて歯磨きができない時、お口の不快感が気になった時など、洗口液ならすすぐだけでお手軽にお口をすっきり清潔にすることができます。
使い方は、適量をお口に含んで20〜30秒間すすぐだけ。その後は水ですすぐ必要はありません。特に、医薬部外品の場合はすすがない方が薬用成分の効果が続きやすくなるため、そのままにしましょう。
《液体歯磨き》
液体歯磨きはその名のとおり、液体タイプの歯磨き剤です。チューブ入りの練り歯磨きと同様に歯ブラシを使って歯を磨く時に使用するもので、お口に含んですすいだ後にブラッシングすることで効果を得ることができます。
液体歯磨きは適量をお口に含んですすいだら、歯ブラシで丁寧にブラッシングします。練り歯磨きのように水ですすぐ必要はありませんが、気になる場合はすすいでも問題ありません。ただし、医薬部外品の場合は薬用成分を洗い流してしまうので、軽くすすぐ程度にしましょう。
一見するだけでは見分けづらい「洗口液」と「液体歯磨き」ですが、パッケージをチェックすると、どちらなのかがわかりやすく記載されているはず。
使用方法の欄にも、洗口液なら「すすぐだけ」、液体歯磨きなら「すすいだ後にブラッシングする」や「お口に含んでブラッシングする」といった使用方法が明記されています。購入の際には、パッケージの裏面もしっかりチェックしたいところです。
毎日使う「洗口液」と「液体歯磨き」は正しく使い分けることで十分な効果を得られます。大切な歯と歯ぐきを守るために、「使い方」にも気を配ってみてくださいね。