こんにちは!神谷町駅直結の歯医者『虎ノ門ワールドゲート歯科』です!
「国民皆歯科検診」
つまりすべての国民が歯科検診を受けること。
日本政府がこの実現にむけて検討を始めることが、6月上旬にまとめる「骨太の方針」に明記されていることがわかり、いま話題なっていますね。
現在、日本人の歯科検診の受診率をみると1年以内に受けた人は2人に1人。
また40歳から10年に1度受けられる歯周病の検診は20人に1人しか受けていないという現状です。
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる疾患で、歯の周りの歯ぐきや、歯を支える骨などが溶けてしまう病気で、最悪の場合は歯を抜かなければならなくなります。
検診を拡大したい背景について厚生労働省は、
「歯周病予防などをすることでほかの病気の予防にもつながる」と言っています。これはどういうことなのでしょう。
実はこの歯周病は、誤嚥性肺炎、糖尿病、心臓病、脳梗塞といったほかの病気や、早産などにつながる可能性も指摘されているんです。
“万病の元”である歯周病からほかの病気につながるケースを予防できれば、
結果的に全体の医療費を抑制できる可能性もあるといいます。
日本歯科医師会によりますと、
歯が19本以下の人に比べて20本以上ある人のほうが比較したすべての世代で医療費が少なくすんでいるというデータがあります。
また、65歳以上の日本人2万人以上を対象とした4年間の調査では、残った歯の数が少ない人ほど寿命が短くなることが明らかになっています。認知症の発生率も歯の本数の違いで差がでることもわかっています。
歯科医療で保険がきかない欧米に比べて、日本で歯医者は〝痛くなってから〟という感覚で、メンテナンスにいくという習慣がほぼありません。白く健康な歯でお顔の印象も大きくかわります。歯科の定期的メンテナンスが、今回の制度でますます皆さんの身近なものになるといいですね。