こんにちは、虎ノ門ワールドゲート歯科神谷町です。
最近日差しが強くなってきましたね。
なんか昔より歯が揺れてきたな…..
咬むと歯が痛い……
そんな症状ありませんか?それもしかして歯周病悪化のサインかもしれません
咬合性外傷を知っていますか?
自身で噛むことにより歯の周りの組織が外傷を受けてしまうことです
WHOによって「対合歯が直接的、あるいは間接的につくりだすストレスによって引き起こされる歯周組織の損傷」と定義されています
咬合性外傷は単独の疾患でありますが、歯周病の代表的な増悪因子とされています
今日は歯周病と密接に関係ある、咬合性外傷についてお話ししていきたいと思います
咬合性外傷には一次性と二次性の大きく分けて2つのパターンがあります
<一次性咬合性外傷>
正常な歯周組織に異常な咬合力が加わって外傷を引き起こしている状態
歯軋り・食いしばり、歯の早期接触、不適切な形の詰め物、歯並びの悪さ、食べ物の詰まり
以上のことが原因として挙げられます
原因を除去し過度な力をなくせば、改善するということがポイントです
例えば夜間に食いしばりされる方は多いため、寝る時のマウスピースを使用したり、噛みこむ筋肉を緩めるボトックス治療(自費診療)も行っています。
<二次性咬合性外傷>
歯周病の進行によって歯を支える骨が減少して、咬む力を負担する能力が低下した歯に生じる外傷
ただ普通に咬むことによっても引き起こされます
原因として歯周病の進行や虫歯や歯周病で歯を抜いたままにして残った歯だけでの生活などが挙げられます
こちらは前のブログでも説明しましたが、保険でできる歯周基本治療によって歯肉・骨の炎症をコントロールする必要があります
歯の揺れが治らない場合は噛み合わせ調整や歯の固定・形の修正も必要となります。
最近歯が揺れてきた気がする…、食いしばっている気がする…そんな風に感じたらぜひ一度当院へご相談ください
何気ない症状の改善がお口からの健康に繋がります